ニューモビリティー ギブスの視点
筆者紹介
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ＰＨＶはＥＶへの「橋渡し」＝現実的に活用を
馴染みの内燃エンジン（ＩＣＥ）車から未知の電気自動車（ＥＶ）への乗り換えに不安を抱く慎重な自動車購入者にとって、プラグイン・ハイブリッド車（ＰＨＶ）は「橋渡し」的な技術となるはずだった。しかし、欧州連・・・ -
欧州ＥＶ市場、対中輸入関税で域内企業支援を
欧州連合（ＥＵ）は域内の自動車産業を保護するために、中国製電気自動車（ＥＶ）の輸入関税を引き上げる姿勢を強めているようだ。ただ問題は、ドイツなど域内の自動車メーカーが特にそれを望んでいないことだ。（ニ・・・ -
ポストコロナ「量より利益」の夢の終焉
自社製品の需要が大きく、供給が不足している時に、価格の規律を守るのは簡単だが、需給のバランスが逆転すれば昔の癖でつい値引きをしてしまうものだ。事実、ポストコロナの需要回復期に自動車産業が打ち出した価格・・・ -
新興ＥＶ株ブーム、ついに終息
コロナ禍のロックダウン中に人気が沸騰した電気自動車（ＥＶ）スタートアップ株のブームは、少し前から冷却傾向にあったが、年明け後は完全に終息した感がある。少なくとも、まだ利益を上げていない新興ＥＶ勢の人気・・・ -
小型ＥＶ拡販を巡るジレンマ
ホンダが欧州で３年前に発売されたばかりのハイテク小型電気自動車（ＥＶ）の販売を終了する――。このほど報じられたこのニュースは、ＥＶの販売拡大に取り組む自動車メーカー各社のジレンマを物語っている。（ニッ・・・ -
ＥＶ需要減、背景に購入者層の慎重化
11月上旬、トルコからあるニュースが届いた。米国の自動車大手フォード・モーターとトルコの複合企業コチ（Koc）・ホールディングが、韓国の総合化学大手ＬＧ化学と組んでトルコでバッテリー工場を建設する計画・・・ -
テスラの成功と失敗に学ぶ欧州自動車大手
米国の電気自動車（ＥＶ）大手テスラのスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「モデルＹ」が、欧州で今年１～９月のトップセラー車となった（データ収集会社データフォース調べ）。首位を独占してきたドイツの自動車大手・・・ -
欧州で急がれる小型車のＥＶ化＝中国勢に後れ
過去70年にわたり、小型車は欧州の人々の足として活躍してきた。欧米自動車大手ステランティス傘下のフィアット（イタリア）の「500（チンクエチェント）」や、ドイツの高級車大手ＢＭＷの「ミニ」、フランスの・・・ -
中国新興ＥＶ、欧州勢は伝統とブランド力で対抗
中国の脅威とバッテリー製造面での優位性に、欧州自動車メーカーはどう対抗するのか。ドイツのミュンヘン国際モーターショー（ＩＡＡ）に出展された欧州各社の新モデルやコンセプトカーからは、ブランド力と伝統とい・・・ -
水素燃料車、普及への道のり遠く
「水素は、欠けているパズルのピースだ」――。ドイツの高級車大手ＢＭＷのオリバー・ツィプセ最高経営責任者（ＣＥＯ）は昨年、こう語った。「欠けている」という言葉は、確かに水素燃料電池（ＦＣ）にぴったりの言・・・ -
超高級車メーカー、明暗分けるのは部品共有？
自動車技術の最高峰と言えば、ベントレーやロールス・ロイス、アストンマーティンといった最高価格帯の車――。そう思い込んではいないだろうか。（ニック・ギブス／オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ） だが・・・ -
自動車ソフト開発、テック企業からの自立は可能か
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）は５月、ソフトウエア部門カリアド（Cariad）の経営トップ３人を更迭した。2019年の同部門立ち上げ以来、新ソフト開発の遅延や失敗が繰り返されてきたことを・・・ -
躍進する中国ＥＶブランド、欧州での成功には壁も
４月に開かれた上海モーターショーでは、電気自動車（ＥＶ）の発展に中国が果たす役割の重要性がひしひしと感じられた。中国製の新ＥＶモデルの開発ペースや消費者による受容、買い手にとっての製品価値には、目を見・・・
