Nick Gibbs
筆者紹介
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欧州高級車各社、中国市場不振が常態化も
中国は長年、欧州の高級車メーカーにとっての「黄金郷」だった。若い新興富裕層の銀行口座に眠る多額の現金が、イメージの高い海外ブランドに使われるのを待っている。それは、まるでおとぎの国だった。（ニック・ギ・・・ -
ＥＵ新排出目標の順守目指すステランティス
2025年に導入される欧州連合（ＥＵ）の乗用車向け二酸化炭素（ＣＯ２）排出量目標の影響が懸念される中、旧来の自動車大手トップの中で唯一、これを支持する人物がいる。欧米自動車大手ステランティスのカルロス・・・ -
ＶＷ危機、克服の鍵は労使関係の改革
自動車業界が純粋な資本主義の原則に則って動いたことは、かつて一度もない。膨大な数の労働者を抱え、巨額の研究開発（Ｒ＆Ｄ）資金を費やす花形産業の繁栄維持を図れば、有権者からの票の獲得にもつながる。このた・・・ -
新排出目標に各社が四苦八苦＝滑り込みで達成か
新車の二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減目標はかつて、欧州連合（ＥＵ）と英国の自動車メーカーにとって遠い先の話だったが、いまや差し迫った懸念となりつつある。一部のメーカーからは、達成が難しすぎるという不満の・・・ -
ＪＬＲ、「量より価値」貫き超高級ブランドに
10年前、インドの自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ＪＬＲ（旧ジャガー・ランドローバー）は「英国版ＢＭＷ」への転身を目指したものの、うまくいかなかった。あれから10 年、同社は長年の財・・・ -
ＶＷ、米リビアンと提携で自力ソフト開発断念
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）が、米国の新興電気自動車（ＥＶ）メーカー、リビアン（Rivian）・オートモーティブのソフトウエア開発力に魅力を感じた理由は容易に想像がつく。大型のスポーツ・・・ -
日産のサンダーランド工場に再び活気
英国イングランド北東部の日産自動車サンダーランド工場に、活気が戻りつつある。1986年に生産を開始した欧州最古の日系自動車工場である同工場は、日産の新たな生産拡大計画の中心に据えられており、同工場が得・・・ -
ＰＨＶはＥＶへの「橋渡し」＝現実的に活用を
馴染みの内燃エンジン（ＩＣＥ）車から未知の電気自動車（ＥＶ）への乗り換えに不安を抱く慎重な自動車購入者にとって、プラグイン・ハイブリッド車（ＰＨＶ）は「橋渡し」的な技術となるはずだった。しかし、欧州連・・・ -
欧州ＥＶ市場、対中輸入関税で域内企業支援を
欧州連合（ＥＵ）は域内の自動車産業を保護するために、中国製電気自動車（ＥＶ）の輸入関税を引き上げる姿勢を強めているようだ。ただ問題は、ドイツなど域内の自動車メーカーが特にそれを望んでいないことだ。（ニ・・・ -
ポストコロナ「量より利益」の夢の終焉
自社製品の需要が大きく、供給が不足している時に、価格の規律を守るのは簡単だが、需給のバランスが逆転すれば昔の癖でつい値引きをしてしまうものだ。事実、ポストコロナの需要回復期に自動車産業が打ち出した価格・・・ -
新興ＥＶ株ブーム、ついに終息
コロナ禍のロックダウン中に人気が沸騰した電気自動車（ＥＶ）スタートアップ株のブームは、少し前から冷却傾向にあったが、年明け後は完全に終息した感がある。少なくとも、まだ利益を上げていない新興ＥＶ勢の人気・・・ -
小型ＥＶ拡販を巡るジレンマ
ホンダが欧州で３年前に発売されたばかりのハイテク小型電気自動車（ＥＶ）の販売を終了する――。このほど報じられたこのニュースは、ＥＶの販売拡大に取り組む自動車メーカー各社のジレンマを物語っている。（ニッ・・・ -
ＥＶ需要減、背景に購入者層の慎重化
11月上旬、トルコからあるニュースが届いた。米国の自動車大手フォード・モーターとトルコの複合企業コチ（Koc）・ホールディングが、韓国の総合化学大手ＬＧ化学と組んでトルコでバッテリー工場を建設する計画・・・ -
テスラの成功と失敗に学ぶ欧州自動車大手
米国の電気自動車（ＥＶ）大手テスラのスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「モデルＹ」が、欧州で今年１～９月のトップセラー車となった（データ収集会社データフォース調べ）。首位を独占してきたドイツの自動車大手・・・
