欧州戦略再編に向けた中東欧地域の活用 ~ポーランド・ルーマニア・ブルガリアを中心に~

欧州においては西欧地域の人件費高騰への懸念、またコロナ禍による産業の構造的問題への対策意識から、各産業界ではコスト削減に向けた抜本的な対応の必要性が急激に高まっています。こうした状況下で、中東欧地域への投資がさらに注目を集め、近年では投資トレンドはさらに東方諸国へと広がっています。

この度のEMBビジネスウェビナーでは、「欧州戦略再編に向けた中東欧地域の活用」と題して、シェアードサービスセンター設立やBPOの有効活用、また東欧への移管がもたらす税効果など、幅広い視点から具体的かつ実践的な欧州ビジネス戦略について解説いたします。

 

「中東欧地域への間接部門移管と集約」宮垣雄貴 氏

EU内に位置しながら相対的に費用を抑えた上での人材確保が望める中東欧地域の活用方法の一環として、同地域におけるシェアードサービスセンター設立や外部BPO利用につき紹介する。既に西欧企業の多くが低廉な生産市場ではなく、間接部門の集積地としても注目している事実にも目を向け、将来的な企業の欧州戦略のあり方、再編に向けた新しい着眼点を解説。

 

西欧から東欧への移管を踏まえた税の最適化の検討」小林拓也 氏

投資ストラクチャー検討の際には、税金は無視できない重要な要素となる。西欧から東欧への移管がもたらす税効果について、東欧各国の税制を踏まえながら、欧州全体のタックスプランニングを考える。

登壇者プロフィール

  • 小林拓也

    小林拓也
    コバヤシ・タクヤ

    フェアコンサルティングドイツ 日本国税理士

    2000年に入所した大手国際会計事務所にて日系企業の海外投資案件やクロスボーダーM&A案件を多数経験。2012年より同会計事務所のドイツ事務所に駐在し、欧州における日系企業を会計および税務面からサポート。2017年、Fair Consulting Deutschland GmbHに入所後、ドイツはじめ欧州における日系企業の内部統制支援や業務改善などのコンサルティングを行う。日本国税理士試験合格(2000年)。

  • 宮垣 雄貴

    宮垣 雄貴
    ミヤガキ・ユウキ

    株式会社Wise Finance Solutions Asia Pacific 代表取締役

    関西学院大学卒。大阪大学大学院に進学後、独ゲッティンゲン大学、ポーランドのヤギェウォ大学に留学し、両大学にて修士号取得。みずほフィナンシャルグループに入社後、法人営業に従事。2015年に同ウイーン支店の立ち上げに携わるとともに、中東欧における日系企業へのサポートにも注力。2019年にWise Finance Solutions SRLに加わり、2021年より同日本法人代表取締役を務める一方、各地での招へいセミナーにも参加。

フル動画をご覧になるにはログインが必要です。

コメントは受け付けていません。