レアメタル争奪戦 欧州・中国の規制

エネルギーの脱炭素化が求められる中で、重要なカギとなる社会の電化推進、電力の効率的利用のため、レアアース、レアメタルといった金属鉱物が必要不可欠です。急速に普及している電気自動車(EV)には、モーター、車体、電子基板にこれらの鉱物が含まれています。

ただ、こうした重要鉱物は、生産地が偏在しているように供給元が限られ、取引制限を受けやすい特徴があります。産業競争力にも直結するため、近年では制限がより厳しくなり、「資源の武器化」と表現されます。また、EVのほか、他の金属製品でも使用されるため、国家間だけではなく産業間でも争奪戦が繰り広げられています。

さて、本ウェビナーでは重要鉱物に関するこれまでの議論や直近の現状を整理し、今後の動向を見極めるポイントを参加者の皆さまとご一緒に考える機会にしたいと存じます。

登壇者プロフィール

  • 本間 隆行

    本間 隆行

    住友商事グローバルリサーチ チーフエコノミスト

    91年明治大学政治経済学部卒、94年にロンドン金属取引所の正会員企業にてコモディティ取引のキャリアをスタート。商社系商品取引企業で現物・ヘッジファンド向けの先物セールスを担当。2009年に住友商事(株)に入社、コモディティデリバティブ取引やニッケル現物・先物取引を担当。14年6月に住友商事グローバルリサーチ(株)に転籍。現在チーフエコノミストとして内外マクロ経済の動向・市場動向分析を担当。

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