特集・連載
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第99回：中期的経済改革の優等生ベナン
2024年４月、格付け会社Ｓ＆Ｐがアフリカの小国ベナンの格付けを「Ｂ＋」から「ＢＢ－」に引き上げた。高めの経済成長率が見込まれることに加え、改革の進捗（しんちょく）により財政の健全化が進むことなどがそ・・・ -
第90回：回復基調の南ア自動車産業、新エネ車拡大にメーカーが動く
国際通貨基金（ＩＭＦ）は、南アフリカの2023年国内総生産（ＧＤＰ）を0.9％と予測する。厳しい経済状況が続く中だが、今年上半期（１～６月）の自動車産業は好調だった。新たな民間投資もあり、新エネルギー・・・ -
第59回：ＵＡＥ、大型ガス事業の最終投資決定を発表
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）アブダビ首長国のアブダビ国営石油会社（ＡＤＮＯＣ）は10月、アブダビで開催されたエネルギー産業展示会（ＡＤＩＰＥＣ）にあわせて、２つの海洋ガス田（ガーシャ（Ghasha）およ・・・ -
第７回：ドバイの「足」、移民の未来を運ぶタクシー
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国で、観光客や出張者の「足」となるのはタクシーだ。他の交通手段と比べて圧倒的に利便性が高く、コストも比較的安い。中でも国営のドバイ・タクシー・カンパニー（ＤＴＣ）は・・・ -
第93回：イスラエル内戦の経済的帰結
イスラエルにおける内戦の行方は依然、極端に不透明である。この問題についてビジネスマンが日常的に接するニュースでは、どちらがどのような攻撃をした（受けた）、これだけの被害が出た、この外国が大きな支援をし・・・ -
第６回：「ＧＩＴＥＸ」で抱いた危機感
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国で10月中旬、中東・アフリカ地域最大級のＩＴ（情報技術）展示会「ＧＩＴＥＸ」が開催された。筆者はスタートアップ専用セクション「Expand North Star ・・・ -
第31回：世界最大の持続可能農場＝サウジアラビアがギネスに登録
サウジアラビアのアシール地方ワディ・ビン・ハシュバルにある再生水を利用した農業の研究ユニットに所属する農場の一つが、世界最大のサステナブル農場としてギネスブックに登録され、農業分野で新たな記録を打ち立・・・ -
第５回：トップダウンが機能、隆々発展のＵＡＥ＝現地取材
七つの首長国から成り、それぞれが絶対君主制により統治されているアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）。完全なトップダウン型の意思決定とそれに基づく官民の連携が機能し、国内は凄まじいペースで発展している。環境問題で・・・ -
第89回：ケニアの自動車市場の低迷とＥＶ市場の繁栄
ケニアの2022年の自動車の新規登録台数（中古車を含む）は、前年比1.8％減の８万8,867台だった。このうち、新車は前年比6.3％減の１万3,352台で、残る85％は中古車が占めた。同国では、５年お・・・ -
第58回：マリ国連ＰＫＯ撤退で深まるサヘルと欧州の危機懸念
西アフリカのマリで10年継続してきた国連の平和維持活動（ＰＫＯ）「国連マリ多面的統合安定化ミッション（ＭＩＮＵＳＭＡ）」が今年末で完全撤退する。過激派掃討後の治安維持にあたってきたＭＩＮＵＳＭＡの撤退・・・ -
第58回：「インド・中東・欧州経済回廊」構想、中国抑止につながるか
９月９日、サウジアラビアとアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）は、米国、インド、欧州連合（ＥＵ）、フランス、ドイツ、イタリアとの間で、「インド・中東・欧州経済回廊（ＩＭＥＣ）」の構築に関する覚書に署名した。イン・・・ -
第92回：12年ぶりのケニア往訪と社会改善への期待
このほど、12年ぶりにケニアを訪れた。昨年大学に籍を移してから初のアフリカ出張である。そこでは、もちろんさまざまな発見や気づきがあったが、特に今回は、社会の多様な側面にて、とりわけ現地の交通システムに・・・ -
第４回：米・イラン関係の鍵を握るカタール
1980年の断交から、40年以上にわたり修復と悪化の繰り返しを続ける米・イラン関係。直近の国連総会では、イランのライシ大統領が米国批判を公然と行い、同国が核合意から離脱して以降は特に関係性が悪化してい・・・ -
第88回：西・中部アフリカにおける地理的表示保護制度への期待
アフリカで、地理的表示（ＧＩ）保護制度が「持続可能な開発」という文脈の中でその存在感を高めている。西・中部アフリカの国々が加盟するアフリカ知的所有権機関（ＯＡＰＩ）では、興味深いことにＧＩ推進が正式任・・・ -
第30回：開催近づくＣＯＰ28＝気候変動への中東諸国の対応
2023年11月30日から12月12日にアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイで、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議（ＣＯＰ28）が開催される。ＣＯＰとは「Conference of the Par・・・ -
第57回：西アフリカで「反仏」が勢いづく理由
西アフリカのニジェールで７月に発生した軍事クーデターは、この稿を執筆している８月末の段階で、周辺国が、クーデターで実権を掌握したチアニ将軍率いる軍政を認めない側と軍政を支持する側とに分かれて対峙（たい・・・ -
第57回：サウジ初の原発計画＝米の動向とパートナー選定
サウジアラビアが、国内初となる原子力発電所の建設に関する入札手続きを進めている。関係筋の情報によると、ロシア、中国、韓国、フランスなどの企業による応札が見込まれ、2023年10月末がサウジ政府の提案依・・・ -
第３回：サウジサッカー、世界のトレンド
2023年世界サッカーのトレンド１位は、間違いなく「サウジアラビア」だ。世界的スターのネイマールをはじめ、この夏、欧州トップクラブから有力選手が次々とサウジのチームに移籍した。昨年末のクリスティアーノ・・・ -
第87回：イラン自動車産業、成長の予感
イランでは2020年以降、米国による経済制裁の再開が原因で減少していた自動車の生産台数が回復傾向にある。制裁導入前の18年水準までは戻っていないが、22年末には変革プログラムが発表されるなど、今後が注・・・ -
第29回：サウジ、物流分野に大規模投資＝急速に進むインフラ整備
サウジアラビアは、脱石油依存に向けた長期経済計画「ビジョン2030」で掲げた「国家産業発展物流プログラム（ＮＩＤＬＰ）」の目標を達成するため、2030年までに59カ所の物流ゾーンを設立する計画を発表し・・・
