中東・アフリカ ビジネスウォッチャー
筆者紹介
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第44回：成長ポテンシャル秘めた「紛争地」イラク
イラクというと、数年前に国土の一部を暴力的に支配した「イスラム国（ＩＳ）」やさらに前に生じた湾岸戦争などのイメージが強く、ビジネスの対象としてその経済的側面を意識することは少ないかもしれない。その将来・・・ -
第43回：エジプト経済の持ち直し
政変後の2014年に就任し2018年３月の選挙で再選したシシ大統領率いるエジプトの経済は、国際通貨基金（ＩＭＦ）プログラムの後押しもあって着実に構造改革を進め、成長や物価、対外バランスなどの面で明るさ・・・ -
第42回：ルワンダへの熱視線とその持続性
１月７日から４日間、ルワンダのカガメ大統領が来日した。「アフリカの奇跡」とも呼ばれた同国は、近年ビジネス環境を大きく改善させており、アフリカ・ビジネス関係者の間では注目を集め続ける有望国である。その概・・・ -
第41回：2019年の中東・アフリカ経済10大展望
新年を迎え、例年に倣って年明け第１弾の本コラムとして、年間の10大展望をまとめる。例年と同様、展望１～５は確度が高いとみるもの、展望６～10は確度こそ低いが現実になると興味深いとしてあえて記述するもの・・・ -
第40回：2018年の中東・アフリカ経済を振り返る
当コラムの第31回（2018年１月４日付第82号）では、2018年の10大展望として、発生する可能性が高いと予測する５点と、発生確率は低いが意識しておきたい５点を指摘した。本年の最終稿として、同コラム・・・ -
第39回：バーレーン経済は底打ちするか
中東の金融センターとして長く君臨したバーレーンは、ドバイの急成長を横目にみながら、財政における石油依存構造などを背景に近年その信用力は大きく損なわれてきた。このところ油価が高水準にある中にあって、信用・・・ -
第38回：新興国ショックと中東アフリカ為替相場
４月のアルゼンチン・ショックを皮切りに、トルコリラ相場の動きも含めて、新興国通貨の不安定化がメディアを騒がせている。新興国通貨の共倒れやアジア通貨危機の再来はあるのか？中東・アフリカ諸国の為替市場への・・・ -
第37回：ナイジェリアのテロリスクと経済成長
アフリカ随一の経済大国でありながら、政治ガバナンスの脆弱（ぜいじゃく）性や治安・社会情勢の悪さによりビジネスの対象としにくいと思われがちなナイジェリア。産油国であるため近年の油価上昇は景気にプラスだが・・・ -
第36回：トルコ経済、小康状態の後は？
６月24日の大統領選挙でエルドアン大統領が再選された後も、トルコ経済には不透明感が強い。通貨リラの対ドル相場は、大統領再選の報を受けてそれまでの下落基調はいったん止まり、経済は総じて小康状態にあるよう・・・ -
第35回：次回ＯＰＥＣ総会の見所と原油相場の変質
国際原油市況がブレントでみておおむね70ドル/バレル台後半で安定的に推移している。相場を下げる若干の報道もあったが、一頃みられたような下方リスクを警戒する必要は大幅に低減した。その根底には、石油輸出国・・・ -
第34回：苦難を乗り越えた南アフリカの先行き
筆者は２月22日付本欄で、南アフリカの格付けが引き下げられれば債券投資のベンチマーク指数から外されることにより南ア国債の投げ売りが生じ、長期金利の高騰や通貨ランドの暴落が起こり得ることを指摘した。今回・・・ -
第33回：イスラムの仮想通貨
ともすれば誤ったイメージが先行しがちなイスラム金融について、本欄の読者──とりわけ創刊当初からの読者におかれては、基本的な部分から実践法まで大まかなイメージを得られていると思う。今回は、さらに応用編で・・・ -
第32回：南アフリカ大統領の交代と今後の金融市場
２月14日、南アフリカのズマ大統領が辞任を表明し、翌15日、ラマポーザ副大統領が新大統領に就任した。金融市場ではこれが好意的に捉えられている一方、先行きを巡ってはもう一つのリスクに注意しなければならな・・・ -
第31回：2018年中東・アフリカ経済10大展望
当コラムの第13回（2017年１月５日付第30号）では昨年の中東・アフリカ経済の10大展望を示し、前回（同年12月７日付第78号）はそれをレビューする格好で2017年を回顧した。今年も同様の作業を行う・・・ -
第30回：2017年の中東・アフリカ経済を振り返る
当コラムの第13回（2017年１月５日付第30号）では、2017年の10大展望について、確度が高いと筆者が予測した事項、そして筆者の “空想”とも言える、確度は低いが起こる可能性がある事項を５点ずつ挙・・・ -
第29回：イラン情勢における今後の注目点
主要６カ国との核合意が条件履行日を迎えた2016年１月以降、欧州や日本で投資先としての魅力が大きく高まったイラン。しかし、とりわけ最近は、米国の態度の硬化をきっかけにイランへの見方は修正を余儀なくされ・・・ -
第28回：政教分離のトルコとイスラム金融
トルコは、その国民の大半がムスリムである一方、建国時の経緯により政教分離を貫く国であることはよく知られている。他方、トルコでイスラム金融が急成長を遂げていることはさほど知られていないだろう。以下では、・・・ -
第27回：モロッコ─投資先としての魅力再訪
北アフリカの最西部に位置し、ジブラルタル海峡を挟んだ欧州との地理的近接性により経済的なつながりも深いモロッコ。人口3,000万人強の最果ての国が今、投資先として海外事業家からの注目をあらためて集めてい・・・ -
第26回：カタール情勢の行方をひも解くには？
カタール断交問題は、６月５日のアラブ諸国による宣言以降、解決に向けた具体的な進展は今なお見られていない。一体この先どうなるのか。断交問題が生じた要因をあらためて整理し、今後の着眼点を提示することとした・・・ -
第25回：トルコ経済の持ち直し？
2016年7月15日のクーデター未遂事件から１年が経過したトルコ。それに関連する非常事態宣言は延長を繰り返しつつ今に至っており、いまだその余波を引きずっている。この先トルコ経済はどうなるのか。大きな政・・・
