イラン
-
第21回：内憂外患の絶えないイラン
イランは１月８日、米軍によるイラン革命防衛隊（ＩＲＧＣ）コッズ部隊のソレイマニ司令官の殺害に対する報復措置として、イラクの米軍基地２カ所に対するミサイル攻撃に踏み切った。イランは米国との緊張関係の高ま・・・ -
米国、イラン原子力庁と長官に新たな制裁
米政府は１月30日、イラン原子力庁（ＡＥＯＩ）と同庁のサレヒ長官に新たな経済制裁を発動した。一方で、ロシア、中国、欧州の企業がイランで進める民生用原子力プロジェクトについては、引き続き制裁対象から除外・・・ -
バグダッドの米大使館にミサイル攻撃、３人負傷
イラクの首都バグダッドの旧米軍管理区域（グリーンゾーン）に１月26日午後７時30分ごろ（現地時間）、ロケット弾３発以上が撃ち込まれた。いずれも米大使館の敷地内に着弾し、うち１発は大使館の食堂を直撃。攻・・・ -
米国、イラン絡みでＵＡＥや中国企業などに制裁
米財務省は１月23日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）や中国の企業など合わせて６社と２個人に経済制裁を発動したと明らかにした。米国が制裁を科しているイランの石油業界と取引を行ったためで、イランに対する強硬姿・・・ -
イラン、ウクライナ機誤射巡り複数人を逮捕
イラン司法府は１月14日、ウクライナ国際航空の旅客機撃墜を巡り、複数の人物を逮捕したと発表した。詳細は明らかにされていない。 司法府の報道官は声明で、「徹底的な捜査が行われ、複数の個人が逮捕された」と・・・ -
英首相「核合意に代わるトランプ協定を」
ジョンソン首相は１月14日、公共放送ＢＢＣのテレビインタビューで、2015年に欧米などがイランと締結した核合意に代わり、トランプ米大統領の交渉による新たな協定を結ぶべきとの考えを示した。 同首相は既存・・・ -
デモ隊、ウクライナ機撃墜で指導部の辞任要求
イラン政府がウクライナ国際航空の旅客機撃墜を認めたことを受け、首都テヘランなどで１月11日夜、抗議デモが行われた。12日には２日目に突入し、指導部の辞任を求める声が高まっている。ＢＢＣ電子版などが伝え・・・ -
米国、イランに追加経済制裁＝軍高官や金属業界
米財務省は１月10日、イランに対する追加の経済制裁を発動したと明らかにした。イラクの米軍駐留基地への報復攻撃を受けた措置。対象には、イラン政府の高官８人や金属産業の企業などが含まれる。 ムニューシン米・・・ -
米下院、大統領の対イラン軍事行動制限を可決
米下院（定数435）は１月９日、トランプ大統領のイランに対する軍事行動を制限する決議案を賛成224票、反対194票で可決した。下院で過半数を占める野党・民主党のほぼ全議員が賛成票を投じた。ただ、上院で・・・ -
ウクライナ機墜落、イランが撃墜認める
ウクライナ国際航空機がイランの首都テヘランを離陸直後に墜落し、乗員乗客176人全員が死亡した事故で、イラン政府は１月11日、イラン軍がミサイルを誤射して撃墜したと認めた。「人的ミス」で意図せず起きたと・・・ -
独の対イラン輸出高、米制裁で半減
ドイツ連邦統計庁が発表した貿易統計によると、2019年１～11月のドイツの対イラン輸出高は前年同期比で約半減した。米国による対イラン制裁の影響とみられる。 輸出高は約13億3,900万ユーロと、48.・・・ -
米国、対イラン軍事行動行わず＝制裁強化へ
トランプ米大統領は１月８日、イランがイラクにある米軍の駐留基地を弾道ミサイルで攻撃したことを受け、ホワイトハウスで演説し、イランに対する新たな軍事行動に否定的な考えを示した。その一方で、追加の経済制裁・・・ -
独ルフトハンザ、イラン・イラク便を欠航
米国によるイラン革命防衛隊（ＩＲＧＣ）の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の殺害を巡り緊張が高まっている中東で１月８日、独ルフトハンザ航空を含む複数の航空会社でイラン便やイラク便の欠航が相次いだ。ド・・・ -
ＭＥＮＡ経済、今年は2.4％拡大も＝世銀
世界銀行は１月８日に発表した世界経済の成長見通しの中で、中東・北アフリカ（ＭＥＮＡ）の今年の域内総生産（ＧＤＰ）成長率が2.4％となり、2019年の0.1％（推定値）から大きく加速するとの見通しを示し・・・ -
ラーブ英外相、イラン危機で米国務長官と会談
英国のラーブ外相は１月８日、訪問先の米ワシントンでポンペオ米国務長官と会談し、中東でイランは脅威をもたらしており、米国には自衛権があるとの考えを示した。同外相は「緊張緩和を望んでいる」として、外交的解・・・ -
イランでウクライナ航空機墜落、176人死亡
ウクライナ国際航空の米ボーイング「737」型機が１月８日午前６時10分ごろ（現地時間）、イランの首都テヘランの空港を離陸した直後に墜落し、乗員乗客176人全員が死亡した。エンジントラブルが原因だったと・・・ -
第20回：米・イラン対立と中東情勢の見通し
2020年を迎え、米・イラン対立と中東情勢はどこに向かうのか。米軍によるイラン要人の殺害を機に米・イラン対立が一層悪化する一方、サウジアラビアなどは緊張緩和を模索している。イランを軸に、今後の見通しと・・・ -
イラン、イラクの米軍駐留基地に報復攻撃
米国防総省は１月７日、イラクにある米軍と有志連合軍の駐留基地２カ所が、イランによる十数発以上の弾道ミサイルの攻撃を受けたと発表した。被害状況は確認中としている。イラン国営テレビもイラン革命防衛隊（ＩＲ・・・ -
イランの司令官、葬儀に参列者が殺到＝死傷者も
イランの首都テヘランで１月６日、米軍の攻撃で死亡したイラン革命防衛隊（ＩＲＧＣ）の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の葬儀が行われた。広場や通りは詰め掛けた人々で埋め尽くされ、最高指導者ハメネイ師に・・・ -
欧州の核合意締結国、紛争解決措置を検討か
イラン政府が、2015年に欧米などと締結した核合意で規定されたいかなる制限も順守せず、ウラン濃縮活動を無制限に行う意向を表明したことを受け、欧州の締結国が国際連合（ＵＮ）に紛争解決手続きを求めることを・・・
