特集・連載
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第15回：ロウハニ大統領再選、動き出した欧州勢
８月５日、ロウハニ師が大統領就任宣誓式を行い、ロウハニ政権は２期目に入った。国際協調路線を掲げる同政権は、2013年の発足以来、経済制裁によって冷えきったイラン経済を着実に押し上げてきた。特に2016・・・ -
第４回：ナイジェリアの治安問題について
アフリカでビジネスを展開するに当たり、域内最大の経済・人口規模を擁するナイジェリアが重要な国であることは論をまたない。だが、従業員のナイジェリアへの出張や拠点開設について、不安を抱いている日本企業は少・・・ -
第25回：トルコ経済の持ち直し？
2016年7月15日のクーデター未遂事件から１年が経過したトルコ。それに関連する非常事態宣言は延長を繰り返しつつ今に至っており、いまだその余波を引きずっている。この先トルコ経済はどうなるのか。大きな政・・・ -
第５回：中東・北アフリカ非産油国における海外出稼ぎ依存とオランダ病
天然資源の輸出や国際援助による外貨収入の急増が、潜在的成長力を持つ輸出部門の発展を阻害する可能性がある。この現象は「オランダ病」として知られている。オランダでは1960年代、北海で産出された天然ガスの・・・ -
第３回：西アフリカにおけるテロの脅威―ソフトターゲット攻撃を繰り返すＡＱＩＭ
アフリカ大陸で近年、テロの脅威が最も広範囲に拡散している地域はサハラ砂漠の西半分である。アルジェリア南部からニジェール北部、マリ北部、モーリタニア東部に至る地域では、複数のイスラム武装組織が活動してい・・・ -
第24回：最近の国際情勢が中東・アフリカの格付けに与える影響
中東・アフリカ地域は新興経済圏の中でもまだまだ未成熟であり、資源依存の高い国、あるいは経済発展度合いが低位にとどまる国が大半である。国際情勢を巡る不透明性が一段と高まる中で、各国の債務支払い能力を示す・・・ -
第４回：アラブ革命後の観光客の減少と外貨不足問題
天然資源に恵まれない中東・北アフリカの非産油国にとって、観光業は農業と並ぶ基幹産業である。また、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国などは典型であるが、天然資源依存構造から脱却するために観光産業に力・・・ -
第13回：観光産業の「比重」の大きさ＝エジプト
エジプト航空が、10月29日から成田―カイロ間の直行便を再開することを決定した。日本地区総代理店が６月に発表したもので、政権交代の混乱期にあった2013年７月以来となる。日本からの訪問客数は回復傾向に・・・ -
第２回：アフリカの玄関ケニアにおけるテロの脅威：アル・シャバーブ
「小規模組織」が「へき地」で戦う時代に 日本企業がアフリカに進出する際、ケニアは南アフリカと並んで「アフリカの玄関」の役割を果たしている。2015年10月現在、アフリカ54カ国に住む日本人8,020人・・・ -
第23回：イラン大統領選とカタール断交への影響
混迷も予想されたイランの大統領選挙は、現職のロウハニ氏の勝利で終わった。中東や対米関係の大きな不確定要因だった選挙の結果と先行きを評価するとともに、今般のアラブ諸国などによる対カタール断交に与えた影響・・・ -
第３回：中東・北アフリカ諸国における補助金問題
中東・北アフリカ（ＭＥＮＡ）諸国では、主食のパンをはじめとする食料品、電気、ガソリンなど人々の生活を支える基礎物資に対して補助金が供与されている。この補助金政策は国民、特に貧困層の生活を保護するセーフ・・・ -
第12回：日本企業のアフリカ進出動向：経済減速も進出は増加傾向
2016年に第６回アフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ６）がケニアの首都ナイロビで開催され、多くの日本企業が集結したことをご記憶の方もおられるだろう。2019年に日本で開催予定の次回ＴＩＣＡＤに向けて、201・・・ -
第22回：イスラム金融実務解説（5）フィンテックを超えて
当コラム欄第９回（2016年10月13日付第19号）では、イスラム金融のフィンテック（金融とＩＴの融合）の可能性につき、主としてそのビジネス面の将来展望を述べた。今回は、本実務解説シリーズの締めくくり・・・ -
第21回：イスラム金融実務解説（４）資本市場の勢い
既に多様なサービスが提供されているイスラム金融。個人向けの銀行取引や保険商品もある一方、国際金融市場の流れを作る株式ファンドや債券といった形での取引も多い。その要点と最近のトレンドを概観する。 日本で・・・ -
第11回：変わりつつあるサウジ社会＝国内から見た変化
2014年後半からの原油価格の下落による歳入減と自国での石油消費の増大に危機感のあるサウジアラビア政府は、昨年４月に「サウジビジョン2030」（以下、ビジョン）を発表し、石油依存からの脱却を目指す政・・・ -
第20回：イスラム金融実務解説（３）意外な市場
イスラム金融がイスラム世界だけのものでないことは、既に本コラムでも何度か述べた。今回はその点について、アフリカ諸国を中心にもう少し具体的な例を紹介する。 中東のイスラム諸国で1970年代に本格化したイ・・・ -
第19回：サウジアラビア国王のアジア外遊を読み解く
サウジアラビアのサルマン国王が３月、日本を含むアジア諸国を歴訪した。日本語メディアでは、いわゆる「アラブの王様」が1,000人超の随行者を引き連れて来日したことや、これに伴う高級ホテル・ハイヤーの大量・・・ -
第６回：チュニジアの主要産業
チュニジアは地中海に面し、西はアルジェリア、南東はリビアと国境を接する。人口は約1,100万人。国際通貨基金（ＩＭＦ）によると、2015年の同国の名目国内総生産（ＧＤＰ）は435億8,000万ドルで、・・・ -
第10回：エチオピアにおけるインドとの連携を考える
先日、インド・ニューデリーに出張した。首脳間の合意に基づき、日印両政府はアフリカでの連携強化を政策目標に掲げている。ジェトロはインド工業連盟（ＣＩＩ）と共催で、両国の企業を対象に「インドから見るアフリ・・・ -
第18回：イスラム金融実務解説（２）利子禁止の意味
シリーズ第１回では、「ありがちな誤解」を通じてイスラム金融の実情に迫った。その最後に、禁忌である利子に注目するよりその奥にある意味が重要と指摘したが、今回はその点につき実務的な側面も交えて解説する。 ・・・
