政治
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第118回：2025年の中東アフリカ経済を振り返る
本年最後の本欄では、例年どおり、１月に呈示した10大展望の各項目を評価する作業を通じて2025年を締めくくる。下記「展望」の番号は１月の内容に沿っており、そのうち１～５は確度が高いものとしての予測、６・・・ -
第23回：南ア大統領にくすぶる早期退陣論
11月、南アフリカのラマポーザ大統領（73）が早期退陣するのではという観測が地元メディアをにぎわせた。11月下旬に最大都市ヨハネスブルクで開催の主要20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議（サミット）を「花道・・・ -
米、シリアなど７カ国を入国禁止対象に
米国政府は12月16日、シリアやブルキナファソなど７カ国を新たに入国禁止の対象とし、他国にも新たな制限を課すと発表した。また、パレスチナ自治政府発行の渡航文書の保有者についても、入国を全面的に制限した・・・ -
第80回：シリア復興、足並み揃わない米国とイスラエル
シリアの復興需要は大きい。アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、カタール、トルコをはじめとする近隣諸国や欧州諸国が、相次いでシリアの電力、港湾、通信分野などへの投資を発表しており、日本企業にも協業の余地がある。・・・ -
コバルト、コンゴ輸出規制で高騰＝２倍以上に
電気自動車（ＥＶ）用バッテリーの主要原材料である水酸化コバルトの価格が高騰しているようだ。最大の産出国であるコンゴ（旧ザイール）が輸出を制限したことが影響しているという。オーストラリアの資産運用会社マ・・・ -
イスラエル政府、26年度予算案を閣議承認
イスラエル政府は12月５日、2026年度予算案を閣議承認した。今後、国会（一院制、定数120）に提出するが、連立政権内の亀裂が深まる中、審議が難航する可能性もある。同国では３月末までに予算案が可決され・・・ -
＜特別寄稿＞ガザ停戦合意の行方
１月のトランプ2.0の発足から早10カ月が経過したが、トランプ米大統領は、就任時に「アメリカ・ファースト」を掲げながらも、実際は、想定を超える形で中東の根幹となるパレスチナ問題、イラン核問題解決への積・・・ -
独首相、イスラエル訪問＝２国家解決主張
ドイツのメルツ首相は12月７日、就任後初めてイスラエルを公式訪問し、ネタニヤフ首相と会談した。イスラエルとパレスチナの「２国家共存」を改めて支持した一方、現時点でのパレスチナ国家承認は見送り、和平プロ・・・ -
トルコ、露からの天然ガス輸入契約を１年延長
トルコは、ロシアの天然ガス世界最大手ガスプロムから合計220億立方メートルの天然ガスを輸入する２件の契約について、１年間延長した。同時に、米国の天然ガス事業への投資を拡大させる方針も示しており、供給先・・・ -
イスラエル、「アロー３」をドイツに引き渡し
イスラエルは12月３日、弾道迎撃ミサイル「アロー３」をドイツに引き渡す。２年前に両国政府間で合意した契約で、イスラエルの防衛輸出としては史上最高額の約40億ユーロ規模の取引となる。ドイツはロシアのウク・・・ -
世界の石油大手、リビア復帰へ＝18年ぶり入札
カダフィ政権の崩壊後の政治的混乱が続くリビアで、世界の石油大手が事業再開に意欲を示している。リビア政府として国際的に認知されている西部のドベイバ暫定政権は現在、米国のワシントンに使節団を派遣し、18年・・・ -
ＵＡＥ、アフリカのＡＩ開発に10億ドル投資
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）政府は11月22日、アフリカでの人工知能（ＡＩ）開発イニシアチブに10億ドルを投資する計画を発表した。デジタルインフラ整備や政府サービスの強化、生産性の向上などを図り、アフリ・・・ -
南ア、ＥＵと重要鉱物分野の協力協定を締結
南アフリカと欧州連合（ＥＵ）は11月20日、重要鉱物分野での協力強化に向けた協定を結んだと発表した。中国がレアアース（希土類）の輸出を制限する中、ＥＵとしては重要鉱物の主要生産国である南アとの関係を強・・・ -
ＵＡＥ、カナダに500億ドル投資へ＝首脳会談
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のムハンマド大統領は11月21日、アブダビ首長国を訪れたカナダのカーニー首相と会談した。両首脳は経済的な連携強化に向け、投資枠組み協定の立ち上げで合意。ＵＡＥはこの一環として・・・ -
米、サウジ・ＵＡＥへの先端ＡＩ半導体輸出を承認
米国商務省は11月19日、米半導体大手エヌビディアが、サウジアラビアとアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の人工知能（ＡＩ）企業計２社に最先端ＡＩ半導体を輸出することを承認したと発表した。米国はサウジ・ＵＡＥと・・・ -
サウジ皇太子、トランプ氏と会談＝１兆ドル投資
サウジアラビアのムハンマド皇太子は11月18日、米ホワイトハウスでトランプ大統領と会談した。ムハンマド皇太子は、５月に合意した約6,000億ドルの対米投資を１兆ドルに引き上げる考えを表明。一方のトラン・・・ -
シリア経済、緩やかに回復の兆し＝ＩＭＦ
国際通貨基金（ＩＭＦ）は11月17日、シリアの経済状況について緩やかながらも回復に向かっている兆しがあるとの見方を示した。米国による経済制裁解除の動きが進む中、シリア当局は経済と金融の安定確保を目指し・・・ -
ドイツ、イスラエルへの武器輸出を24日に再開
ドイツ政府は11月17日、パレスチナ自治区ガザの停戦状態が「安定」しているとして、イスラエルへの武器輸出を24日に再開すると明らかにした。イスラエルがガザへの攻撃で使用する可能性のある武器の輸出を８月・・・ -
イラク総選挙、スダニ首相の政党連合が首位に
イラクで11月11日に投票が行われた国民議会（一院制、定数329）選挙は、スダニ首相率いるイスラム教シーア派の政党連合「復興開発連合」が勝利した。ただ議席数は過半数に届かない見通しで、他党との連立が必・・・ -
【特別寄稿】イランにとってのＢＲＩＣＳ加盟の意味
2006年にブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国によって設立され、24年以降の拡大によって、現在イランを含む10カ国から構成されているＢＲＩＣＳは、「国際的なガバナンスにおけるグローバルサウスの影響・・・
