マクロ経済
-
紅海問題、米国頼りの対応はリスクに
紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いでいる問題で、商船保護のために米国の軍事力に頼るのは危険との見方が出ている。フーシ派は単なる海賊ではなく、米国がフーシ派の拠点を攻撃し・・・ -
トルコ、起業家誘致へ「テック・ビザ」導入
トルコで、技術系スタートアップ企業の国内誘致を目的としたビザ（査証）「テック・ビザ」が導入される見通しだ。米国で開かれたイベントでのカチル産業技術相の発言を元に、サバハが１月17日伝えた。 対象や有効・・・ -
第95回：2024年の中東アフリカ経済10大展望
通例にならい年初の本欄では年間の10大展望を示す。展望１～５は確度が比較的高いとみる事項、展望６～10は、確度こそ低いがその重要性に鑑みあえて指摘する事項である。各事項は、実現せずとも、念頭に置いてお・・・ -
運輸業界、空輸に関心＝緊張の紅海回避で
イスラエルとハマスの衝突を受けてイエメンのフーシ派が紅海周辺の船舶への攻撃を続ける中、海運の代替手段として空輸の需要が高まりつつある。紅海と、紅海から続くスエズ運河は、世界全体の船舶輸送の12％を担う・・・ -
ブランドランキング、中東首位はサウジアラムコ
中東で最も価値のあるブランドは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ――。英ブランドコンサルティング会社ブランドファイナンスが１月17日発表した最新ランキングで明らかになった。 サウジアラムコは・・・ -
カタールとフランス、ガザ人質に医薬品搬送仲介
イスラエルとハマスは、ガザ地区に拘束されているイスラエル人などの人質約45人に対し、緊急の医薬品などを届けることで合意した。カタールとフランスが仲介した。昨年10月７日に軍事衝突が始まって以降、他国の・・・ -
海運マースク「紅海問題は数カ月続く」
紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いでいる問題を巡り、デンマークの海運大手ＡＰモラー・マースクのビンセント・クラーク最高経営責任者（ＣＥＯ）は１月17日、この影響が少なく・・・ -
ナイジェリアのインフレ率、過去27年で最高
ナイジェリア国家統計局（ＮＢＳ）は１月15日、2023年12月の消費者物価指数（ＣＰＩ、2009年＝100）が643.8ポイントとなり、前年同月比28.9％上昇したと発表した。11月の28.2％から伸・・・ -
ハパックロイド、紅海回避を継続＝22日まで
ドイツの海運大手ハパックロイド（Hapag-Lloyd）は１月15日、紅海とスエズ運河の航行回避を継続すると発表した。周辺海域の危険性が依然として高く、安全が確保できないと判断した。経済紙ハンデルスブ・・・ -
カタールエナジー、紅海経由の輸送を一時停止
カタールの国営石油カタールエナジー（旧カタール・ペトロリアム）が、紅海経由での液化天然ガス（ＬＮＧ）の輸送を一時停止していることが分かった。現時点で迂回（うかい）はせず、沖合で停泊している状況という。・・・ -
スズキ、ハンガリーで生産停止へ＝紅海問題
スズキが、ハンガリーの乗用車工場の生産を１月15日から一時停止することが分かった。紅海での商船攻撃問題を受け、日本製エンジン部品の到着が遅れていることが主因。生産再開は22日からを想定している。ロイタ・・・ -
サウジのインフレ率、12月は1.5％に減速
サウジアラビア中央統計局は１月15日、2023年12月の消費者物価指数（ＣＰＩ、2018年＝100）が110.2ポイントとなり、前年同月比1.5％上昇したと発表した。11月の1.7％から伸びが減速した・・・ -
石油価格とインフレ、上昇懸念が再燃
イスラエルとハマスの軍事衝突が、米英によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派への合同軍事作戦に発展した。この先行きの見えない中東地域の情勢悪化が、石油価格とインフレへの懸念を再燃させている。 フィナン・・・ -
トルコ、今年の化学輸出高は350億ドルも
トルコの化学分野の輸出高は今年、350億ドルに拡大する見通しだ。2023年は305億7,000万ドルと前年比8.7％減に沈んだが、今年は急回復することが予想されている。イスタンブール化学・化学製品輸出・・・ -
トルコ企業の対アフリカ事業、850億ドルに
トルコ企業が昨年にアフリカで完成させたインフラ整備などの事業は1,864件に上り、金額にして854億ドルとなった。トルコ海外経済評議会（ＤＥＩＫ）のデータを元に、サバハが１月14日伝えた。 トルコ企業・・・ -
原油価格、４％上昇＝フーシ派拠点空爆で
米国と英国が、イエメンのフーシ派の軍事拠点を空爆したことを受け、原油価格が４％上昇するなど経済への影響の懸念が広がっている。 ロイター通信によると、ブレント原油先物価格は１月12日、前日比４％高の１バ・・・ -
米テスラ、独工場の生産２週間停止＝紅海問題
米国の電気自動車（ＥＶ）大手テスラは１月11日、29日から２月11日の間、ベルリン近郊グリューンハイデ（Gruenheide）の工場での生産をほぼ停止すると発表した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派・・・ -
ボルボ、ベルギー生産を一時停止＝紅海問題
スウェーデンの自動車大手メーカー、ボルボ・カー・コーポレーション（ボルボ・カーズ）は１月12日、ベルギー北西部ヘント（Ghent）工場の生産を15日以降、３日間停止すると発表した。イエメンの親イラン武・・・ -
＜ＭＥＡ年始特集＞2024年のアフリカ、絶好の投資タイミング
2024年は今後５～10年間の世界の方向を決める大きな年になる。 今年は大選挙イヤーだ。米国のほか、台湾やロシア、インド、欧州連合（ＥＵ）、インドネシアなど、世界約20億人が対象となる国々で、大統領選・・・ -
ＭＥＮＡ経済、今年は3.5％拡大＝世銀
世界銀行は１月９日に発表した世界経済の成長見通しの中で、中東・北アフリカ（ＭＥＮＡ）の今年の域内総生産（ＧＤＰ）成長率が3.5％となり、2023年の1.9％（推定値）から伸びが加速するとの見通しを示し・・・
