第23回:強気のサウジ、原油増産の思惑

サウジアラビアは3月10日、これまでの減産方針から一転、4月の原油供給量を日量1,230万バレルまで増やすと発表した。同月6日に開かれた、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合で、ロシアが追加減産を拒否したためだ。サウジの方針転換の裏には、王位継承を確かなも

中東情勢のビジネス講座