第17回:「ロビト回廊」で巻き返し図る欧米諸国

アフリカ大陸西岸のアンゴラと内陸国のザンビアを結ぶ鉄道「ロビト回廊」の計画が進んでいる。総延長2,000キロメートル以上に及ぶインフラ整備で、内陸部の天然資源開発を大きく促進するとみられている。背後には、欧米と中国による地政学上の勢力争いがある。(平野光芳・毎日新聞外信部副部長) 「回廊」の起源はア