第35回:次回OPEC総会の見所と原油相場の変質

国際原油市況がブレントでみておおむね70ドル/バレル台後半で安定的に推移している。相場を下げる若干の報道もあったが、一頃みられたような下方リスクを警戒する必要は大幅に低減した。その根底には、石油輸出国機構(OPEC)内外諸国の協調減産が今なお相場の下支え材料として効いているだろう。6月のOPEC総会

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