第10回:2018年のチュニジア・モロッコ経済の展望

中東・北アフリカ(MENA)の政治情勢は、今年も予断を許さないものである。その要因の一つには、昨年12月6日にトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことがある。この認定は1993年のオスロ合意以降、米国の歴代政権が継続してきた二国家解決構想を転換するものであり、その結果、国連安保理や

中東・北アフリカ経済の課題と展望