第5回:中東・北アフリカ非産油国における海外出稼ぎ依存とオランダ病

天然資源の輸出や国際援助による外貨収入の急増が、潜在的成長力を持つ輸出部門の発展を阻害する可能性がある。この現象は「オランダ病」として知られている。オランダでは1960年代、北海で産出された天然ガスの輸出によって外貨収入が急増した。これに、1970年代のエネルギー価格高騰が伴って国際収支を大幅に改善

中東・北アフリカ経済の課題と展望