第29回:「マリのホメイニ」をどう見るか=クーデター前の反政権機運を醸成

西アフリカのマリで8月18日、政府軍の一部がクーデターを起こし、イブラヒム・ブバカル・ケイタ大統領を失脚させ、実権を掌握した。その後、ゴイタ大佐率いる反乱軍は、周辺国の首脳たちが求める暫定政権の発足に応じた。クーデターは、市民による大規模抗議デモなど反ケイタ政権の機運に乗じたもので、抗議デモをけん引

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