第45回:ロシア民間軍事会社の介入後、懸念広がるマリ

  • 2022/06/09(木)

昨年10月14日付の当欄で、イスラム過激派鎮圧に苦慮するマリ政府がロシアの民間軍事会社ワグネル・グループと契約を結ぼうとしている動きに触れた。長年サヘル(サハラ砂漠南縁部)地域で過激派掃討作戦を続けてきたフランスが部隊撤収を表明したことに伴い、マリが仏軍の抜けた「穴」をロシアの「傭兵(ようへい)」で埋めようという流れが生まれつつあると説明した。あれから数カ月、フランスが兵を引いてワグネルが駐留を開始し、現地では同団体の軍事的プレゼンスが大きくなった。しかし、それと軌を一にするように、掃討作戦に伴う民間人の犠牲者が増加しているとの批判が持ち上がっている。(服部正法=毎日新聞外信部副部長、元アフリカ特派員)

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