年始特集:チュニジアで開催のアフリカ開発会議

  • 2022/01/13(木)

アフリカ開発会議(TICAD)が「日本とアフリカで交互に3年ごと」という形式になってから、2回目のアフリカ開催が今年やってくる。開催国はチュニジアだ。2016年に初めてアフリカで開催されたナイロビのTICAD6で、私は日本貿易振興機構(JETRO)のアフリカ担当理事としてビジネスフォーラムや展示会を管掌したが、あらかじめ覚悟していた以上の汗と冷や汗をかいた。(平野克己=日本貿易振興機構アジア経済研究所・上席研究員)
■そもそも開催できるか
あれだけの大会議を、しかもアフリカで設営して回すには、時間と人手を要するのみならず、現地側の厚い協力が欠かせない。その点でチュニジアは不安が多い。チュニジアは「アラブの春」を発火させたジャスミン革命で知られる。しかし、その後政局は安定せず、経済も低迷を続けて、昨年7月には異形の政変が起きた。大統領が首相を解任した上、議会を停止したのである。その後サイード大統領は新首相を任命し組閣もされたが、行政はじゅうぶん機能しているとは言えない。

関連記事

ページ上部へ戻る