第66回:ドバイ万博がついに開幕=経済回復の原動力に

  • 2021/11/25(木)

ドバイ国際博覧会(万博)が10月1日、1年延期の末に開幕した。南アジア・中東・アフリカ地域では初めての開催で、192カ国が参加し2022年3月まで半年間開催される。新型コロナウイルス禍で経済は大きく傷ついたが、アラブ首長国連邦(UAE)は万博を経済回復に向けた原動力として中心に据え、「感染対策」と「経済再開」の両立を目指した。果敢に取り組んだ成果は、萌芽を出し始めた。(山村千晴=ジェトロ・ドバイ事務所)

■経済成長へ期待も延期

13年の開催地選出以来、UAEはドバイ万博をさらなる経済成長のけん引役として位置付けてきた。19年4月の発表では、UAEの国内総生産(GDP)への経済効果は約330億ドルとされ、会期中の来場者数は2,500万人、うち7割を海外から呼び込む目標を掲げた(これは今でも変更していない)。しかし、20年初頭から新型コロナウイルスの感染が急速に拡大。UAEも同年3月に全ての国際旅客便を停止し、ドバイでは4月に約3週間のロックダウン(都市封鎖)が導入されるなど厳しい行動規制が敷かれた。その結果、ドバイ万博は5月に1年間の延期を早々に決定した。

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