第60回:再エネ大国ケニア、エコな電力の普及はいつに

  • 2021/05/27(木)

ケニアで再生可能エネルギーの拡大が目覚ましい。特に地熱発電ではアフリカ各国を圧倒的にリードしており、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のランキングでは、地熱による有効発電容量がイタリアやアイスランド、日本など地熱資源国を上回り、アフリカトップとなる世界第7位にランクインした。地熱に、水力、風力、太陽光を合わせると、ケニアの総発電量の約93%を再生可能エネルギーが賄っている。(久保唯香=ジェトロ・ナイロビ事務所)

ケニアは非資源国であり、国土の約8割が乾燥地帯に属す。貿易赤字拡大の要因となる火力発電や、天候に左右されがちな水力発電への依存が、産業振興とさらなる経済成長の課題となっていて、2008年に発表された開発プログラム「ケニア・ビジョン2030」で電力供給体制の抜本的な改革を打ち出した。国際的にも再生可能エネルギーの需要が高まる中、日本企業の投資意欲も衰えを知らない。ところがここにきて、送配電を一手に担っていたケニア電力電灯会社(KPLC)が苦境に立っている。

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