第59回:コロナ禍で成長続ける南アのeコマース市場 

  • 2021/04/29(木)

アフリカ54カ国中、ナイジェリアに次いで第2位の経済規模を持つ南アフリカ。同国で2020年3月から本格的に新型コロナウイルスの感染が拡大したことを受け、対策として実施した「ナショナル・ロックダウン(都市封鎖)」の経済に与えた影響は甚大で、国際通貨基金(IMF)によると、20年の経済成長率はマイナス7%(21年4月)と大きく落ち込んだ。政府が進める「ワクチン展開戦略」に沿って21年末までに国民の約3分の2にワクチンを供給することを柱に経済再生を誓う新型コロナ禍下の同国において、拡大し、活況付いているビジネスが、電子商取引(eコマース)市場だ。(高橋史=ジェトロ・ヨハネスブルク事務所)

1人当たりの所得が約6,000ドル、個人インターネット普及率が56.2%(17年、国際電気通信連合)と、いずれもアフリカ域内の中では高い水準にある南アでは、比較的近代的なインフラや物流、金融システムが整備されていることも相まって、新型コロナ禍以前からeコマース市場は整備され、拡大を続けてきた。国内最大のeコマースプラットフォーム「テイクアロット」は日本での楽天や米国でのアマゾンのような地位を確立している。

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