第68回:今こそ深めよう、ラマダンへの理解

  • 2021/04/22(木)

イスラムに馴染みの薄い人の間でも広く知られる「ラマダン」。時折、その大きな特徴でもある「断食」のことと誤解している文章も見かけるが、正しくはヒジュラ暦における9番目の月を指す。コロナ禍の今だからこその論点を含め、その実態をやや詳しく紹介したい。
先週、今年のラマダンが始まった。「ラマダンとは断食のこと」との認識は上述の通り誤りであり、断食を含めた斎戒は「サウム」と呼ばれる。イスラムの聖典クルアーンに「ラマダンの月こそは人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーンが下された月である。(中略)この月中サウムしなければならない」(第2章185節)とあり、断食はその章句に基づく行動と捉えてよい。

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