第34回:スワヒリ海岸でつながるモザンビークのイスラム過激派  

  • 2021/04/15(木)

モザンビーク北部でイスラム過激派による攻撃が激化している。過激派組織「イスラム国」(IS)はその「戦果」を誇示するが、武装勢力の実態は地元の過激派と、東アフリカのインド洋沿岸地帯に国境をまたいで広がったジハーディスト・ネットワークの連合体と考えた方が良いと思われる。政治や経済の中心から「周縁化」された人たちの貧困状況などを利用して戦闘員をリクルートする過激派の根絶の難しさがよく表れた事象と言えそうだ。(服部正法=毎日新聞欧州総局長、元アフリカ特派員)

過激派による攻撃で治安が悪化しているのは、タンザニアと国境を接し、インド洋に面したカーボ・デルガド州。3月24日にはISと関係のある過激派組織の数百人規模の戦闘員が港町パルマを襲撃し、町を占拠。数十人規模の人たちが殺されたとみられる。

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