第21回:ナイジェリアで深刻化する誘拐

  • 2020/02/13(木)

アフリカの大国・ナイジェリアで、犯罪グループによる誘拐事件の多発が深刻化している。主要幹線道路でも事件が頻発し、標的は外国人だけでなく地元の人々も含め、無差別。企業活動や物流にも影響が出ているが、事態は一向に好転しない。南西部6州では、連邦政府に見切りをつけて独自に治安組織を発足させる動きも表面化。これに対し「(南西部の)分離独立の動きだ」と批判する声も出ており、混乱は大きくなっている。(服部正法=毎日新聞欧州総局長、前アフリカ特派員)

■交通の大動脈が「グラウンド・ゼロ」に

ナイジェリアではこれまで、ニジェール川の河口の油田地帯、ニジェール・デルタで武装組織による石油関連会社の社員らを狙った誘拐や、北東部でのイスラム過激派「ボコ・ハラム」による女性や女子の拉致などが広く知られていた。

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