年始特集:道半ばのサウジの経済改革=社会改革では大きな成果

  • 2020/01/02(木)

2016年4月にサウジアラビアのムハンマド副皇太子(現皇太子)が2030年に向けた経済・社会改革構想「ビジョン2030」を発表してから3年以上が経過した。同構想は経済の石油依存・政府依存からの脱却を一つの柱として掲げているが、サウジ経済は依然として政府が圧倒的な株式を保有するサウジアラムコの石油生産に依存する構造から抜け切れていない。たとえば、国際通貨基金(IMF)は2019年10月に同年のサウジアラビアの実質経済成長率を0.2%と低く見積もったが、これは前年と比べて石油生産量を減少させたことが大きな要因となっており、経済改革はまだ道半ばだ。(近藤重人=一般財団法人日本エネルギー経済研究所・中東研究センター主任研究員)

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