第41回:サウジに切り込む日韓エンタメ

  • 2019/10/31(木)

サウジアラビアにおいて、日本と韓国は良くも悪くもビジネス分野でライバル関係にあり、両国企業はかねて自動車や家電の市場シェア、大型プロジェクト受注などでしのぎを削ってきた。サウジアラビア政府が進める国家改革「ビジョン2030」の一つとして市場が急激に拡大する当地のエンターテインメント分野でも、日本勢、韓国勢の姿が見られるようになった。現在のところ、コンテンツの日本、Kポップの韓国という各々の強みを生かしたスタートを切っている。(柴田美穂=ジェトロ・リヤド事務所)
■拡大する日本のコンテンツ
サウジアラビアでは今、「ビジョン2030」改革の下でさまざまな社会・経済改革が進んでいるが、中でもエンターテインメント市場の拡大は著しい。映画館、コンサート、スポーツイベントなど、諸外国では当たり前のこうした娯楽がこれまで皆無であったサウジアラビアで、2018年に入り矢継ぎ早に各種エンターテインメント・イベントの実施が解禁されてきたことは、かつてのサウジアラビアを知る人々にとっては衝撃的な出来事だ。こうしたエンターテインメント市場にアジアからは、日本がコンテンツで、韓国がアイドルグループなどのKポップ・カルチャーでそれぞれ参入し始めた。

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