第13回:食料自給率アップへ注目集める水産養殖

  • 2019/06/06(木)

中東・北アフリカ(MENA)諸国にとって、食料安全保障の確保は大きな課題だ。食料自給率を向上させ、輸入への依存度を低下させるための対応策の一つとして、水産養殖業の振興が注目を集めている。(増野伊登=三井物産戦略研究所)

水産養殖は、世界的にも注目されている分野だ。世界の漁業生産量と養殖業生産量の変化を見ると、漁業生産量は1990年代以降ほぼ横ばいで推移している一方、養殖業生産量は年々増加傾向にあり、2013年には生産量全体に占める養殖業の割合が、初めて漁業を上回った。MENA地域においてもその傾向は顕著だ。少し古いデータだが、国連食糧農業機関(FAO)によると、生産量全体に占める養殖の割合は、2001年の21.4%から、2011年には44%にまで増えている。

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