第45回:6月のトルコ経済に注意

  • 2019/05/23(木)

2018年にも大幅な為替変動や政策金利の引き上げ、またそもそも政治情勢や経済成長を巡っても不安定さが目立ったトルコ。ここ数カ月は、3月の地方選を巡る混乱を除けば安定しているようにもみえるが、政治経済の負のスパイラルが進行しつつある点には十分に注意したい。

当コラムでは、第36回(2018年7月19日付第109号)でトルコの大統領選後の経済見通しについて取り上げ、その後発生したいわゆる「トルコ・ショック」(通貨リラ相場の大幅な下落)を含めて第38回(2018年10月4日付第120号)でもトルコ経済の見通しに言及した。それ以降は、とりわけ日本語メディアで取り上げられやすいような大きな「事件」は、上述の地方選挙の実施・結果とその後の混乱を除けば発生しておらず、経済は小康状態にあるかのようにみえる。昨年8月以降、大手格付会社の格付判断にも変化はない。

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