第33回: ブレグジット後の英国のアフリカ通商政策

  • 2019/02/28(木)

3月29日午後11時(英国時間)に予定されている英国の欧州連合(EU)離脱まで約1カ月。英政界は混迷を極めたまま、産業界ではいら立ちが募る。EUとの合意なしに離脱することになれば、英国経済が大きな打撃を受けることは必至だ。他方、ブレグジットの方向性を巡る対立は大きいが、多くが一致するブレグジット後の英国の姿もある。それは「EU以外の世界にも目を向けた、グローバルな英国」であり、その目指す先には、アフリカも含まれている。(宮崎拓=ジェトロ・ロンドン事務所次長)
昨秋バーミンガムで開催された、与党・保守党の党大会。会期中に行われたさまざまな政策討議では、「今後30年間の世界の経済成長の90~95%は、EU域外で生まれる。ブレグジット後、英国はEUにとどまっていた目線を域外に向け、世界の成長を取り組むべきだ」といった主張が頻繁に聞かれた。これはEUかそれ以外かの二元論ではなく、ブレグジット後もEUとの通商関係が重要なのは疑いないが、EUから独立した通商政策の下、世界の国々と積極的な通商交渉をしていこうというのが、現政権の基本姿勢だ。

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