第10回:米国からイランへの大豆輸出が急増=米中貿易摩擦の意外な影響

  • 2019/02/14(木)

2018年8月の米国産大豆の最大輸出先はイランだった。人道的見地から、農産物や食料品、医薬品・医療機器は米国制裁の対象外になっているとはいえ、「史上最強の制裁」を声高に唱える米国政府と、それに対し徹底抗戦の構えを見せるイラン政府が激しく対立する中で、両国間の意外な経済関係が見えてきた。(増野伊登=三井物産戦略研究所)


米農務省や国際船主団体・ボルチック国際海運協議会(BIMCO)などによると、2018年8月の米国産大豆の対イラン輸出量は41万トンで、前年同月比6倍増を記録。これにより、同月の米国の大豆輸出量全体に占めるイランの割合は13.2%になり、中国を抑えてトップに躍り出た。

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