第31回:ケニア・スタートアップの現状と期待

  • 2018/12/20(木)

ここ数年、ケニアのスタートアップへ注目が集まっている。今回は、ケニア・スタートアップの基盤となるモバイルマネーや特色、日系企業の提携・投資事例を見ていく。(山田研司=ジェトロ・ナイロビ事務所)


■基盤としてのモバイルマネー「エムペサ(M-Pesa)」
ケニアのスタートアップを語る上で欠かせないのが、モバイルマネー「エムペサ」だ。ケニアの通信最大手サファリコムが2007年から開始したサービスで、事前に同社の代理店で現金をデポジットし、テキストメッセージ(SMS)を利用して送金する。
同サービスは、与信がない故に銀行口座を持つことができない農村部の出稼ぎ労働者による実家への安心・安全な送金目的で始まった。しかし、現金を持ち歩かずに済むこと、デポジットであるため支払いが担保されることなどにより、社会へ急速に浸透した。今やある種、社会インフラとして機能し、なくてはならない存在となっている。

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