ドバイの金融大手2社、サウジで合弁設立へ

  • 2018/06/12(火)

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の金融大手シュア(Shuaa)・キャピタルと、国営持ち株会社インベストメント・コーポレーション・オブ・ドバイ(ICD)が管轄する貯蓄・投資会社ナショナル・ボンド・コーポレーションが、サウジアラビアで合弁会社設立に向けた覚書(MOU)を締結した。両社の発表を元に、ロイター通信が6月10日伝えた。


それによると、今回の合弁設立は、サウジアラビアの脱石油依存に向けた長期経済計画「ビジョン2030」の主幹を成す金融セクターの成長計画「サウジ金融開発プログラム」を踏まえたもの。両社は共同で、サウジアラビアで貯蓄や投資サービスを展開する計画で、現在、今年後半の業務開始に向け、規制当局と話し合いを進めている。
ナショナル・ボンドのムハンマド・カシム・アリ最高経営責任者(CEO)は「サウジアラビアは人口の7割以上が30歳未満と、次世代の金融リテラシー向上の絶好の機会を持つ戦略的に重要な市場」と説明。多様な金融サービスや製品を提供することで、サウジアラビアの国民が安定した経済状況を長期的に維持することを助けると述べた。一方、シュア・キャピタルのファワド・タリクカーンCEOは、「両社の強みを統合することで、サウジアラビアの経済成長期において貯蓄や投資サービスの新時代を開拓することができる」とコメントしている。
サウジ金融開発プログラムは、金融サービスセクターの多角化と効率化を推進し、サウジアラビアの経済発展と収入源の多角化、貯蓄や金融、投資を刺激するのが狙い。2020年までに同国の金融資産を対国内総生産(GDP)比201%の6兆3,000億リヤル(1兆6,800億ドル)に拡大するほか、同年までに中小企業向け融資の割合を現在の2%から5%に、住宅ローンの割合を7%から16%にそれぞれ引き上げる目標を掲げている。[M&A]

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