ブルンジ、大統領が2020年の退任を表明

  • 2018/06/10(日)

ブルンジのヌクルンジザ大統領(54)は6月7日、任期が満了する2020年に大統領を退任すると発表した。先に実施された憲法改正の是非を問う国民投票で大統領の任期延長が決まったことから、同大統領は2034年まで続投するとみられていた。AFP通信などが伝えた。


それによると、同大統領は憲法改正案に調印した直後に、任期満了後は退任する意向を表明した。同大統領は自身を政権与党の民主防衛国民会議・民主防衛勢力(CNND-FDD)の「指南役」であると表現。ただ、次期大統領選への再出馬はないと述べた。
ブルンジでは5月、憲法改正の是非を問う国民投票を実施。反対19%に対し、賛成が73%に達し、改憲案が可決された。これにより、大統領の任期は現行の5年から7年に延長されたほか、ヌクルンジザ大統領は2020年から2期にわたり留任することが可能となった。なお、改憲案には副大統領職の廃止や政府の複数の権限を大統領に移管することなどが含まれており、大統領の強権化が危惧されていた。
ヌクルンジザ大統領は2005年に大統領に就任。2015年には大統領職は2期までとする憲法の定めを押し切り、出馬し当選。同大統領は3期目に突入し、ブルンジは政治危機に陥った。国民投票を巡っては、同大統領は先に、投票を棄権するよう呼び掛けた者に3年の禁錮刑を科す大統領令を公布。反対派は、政府軍が反対票を投じる人物を暗殺すると脅したほか、反対派とされる人物の身柄を拘束したと主張していた。

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