レバノン、初の海底油ガス田探査を開始

  • 2018/05/31(木)

レバノンで、仏石油メジャーのトタルと伊エニ、露ノバテク(Novatek)から成るコンソーシアムが、同国初となる海底油ガス田の探査を開始した。同国のアビーハリル・エネルギー・水資源相の発表を元に、ロイター通信が5月30日伝えた。


レバノン政府は2月、同コンソーシアムと地中海東部レバント海盆の第4鉱区と第9鉱区の開発契約を締結。5月28日に探査ライセンスを発行した。開発期間は3年間。最初の試掘井は2019年に掘削される予定で、その結果を踏まえ、商業生産の可否を判断する。なお、第9鉱区の一部は、イスラエルと排他的経済水域(EEZ)の境界線を巡る論争が続いており、同コンソーシアムは当該水域の探査は見送る方針。
同相は併せて、2019年初めまでに、第2回目の海底油ガス田の開発ライセンス入札を実施する意向を明らかにした。レバント海盆では現在、10鉱区が入札待ちの段階にあるが、第2回目の入札対象となる鉱区は明らかにされていない。
レバント海盆では2009年以来、相次いで新たなガス田が発見されており、既にエジプトとイスラエル、キプロスが開発に着手している。うちレバノン領海には少なくとも2兆7,200億立方メートルのガスと8億5,000万バレル相当の石油が埋蔵されているとされる。レバノンは2013年に、同海盆5鉱区の探査・採掘権の予備入札を行い51社が応札していたが、政情の混乱を受けて計画を中止。昨年に再び行われた入札では、原油価格の下落などを受け関心が低下。最終的に応札したのは、同コンソーシアムのみだった。

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